GL工法についてどんな工法かご紹介します。

下の動画でどうぞ!

ボード直張り(GL)工法作業のフロー

1.仕上げ墨出し

2.下地処理 張付け面の清掃

3.GL ボンド混練

4.石膏ボード加工

5.ボード張付け

(A) 張付け面の清掃及び仕上げ墨出し
・ コンクリートなどの下地は、十分に乾燥させたものとし、表面を接着に支障が無いよ
う清掃を行う。

・ 墨出しは、下地の凹凸を計算に入れて床・天井・壁に仕上げの墨出しをする。

・ 一般的に仕上げ厚さは、20~25 ㎜が最適である。

(B) 石膏ボードの加工
・ 壁面に張る石膏ボードの寸法裁断は、壁の高さより短めに切る。

・ 石膏ボードは、必ず乾燥状態の良い場所に湾曲癖がつかないように平らに積み重ねる。

・ 石膏ボードのサイズは、あらかじめ張り付け面に合ったものを選び、横目地の継手が
なるべく出ないようにする。

(C) GL ボンド接着
・ GL ボンドの練り具合は、塗り付けの時にダレない程度の軟度とする。

・ 一度練る分量は、一時間以内に使える量とする。

・ 練り終わったら、コテで下地面にダンゴ状に塗付けていく。

・ コンクリート同時に打込み、発泡スチロール板が下地の場合は、GL ボンドを一度下地
にこすり付けて、追いかけてすぐ GL ボンドをダンゴ状に塗りつける。

・ GL ボンド使用量
  仕上げ厚 GL ボンド使用量 20~25 ㎜ の場合  約 3~4.5 ㎏/㎡

・ 石膏系接着剤(GL ボンド)のダンゴの厚さは、仕上げ層の約二倍に塗り付ける。

・ GL ボンド塗り
  腰壁部(床 1.2m以下の部分) 200~250 ㎜
  腰壁上部(床上 1.2mを越える部分) 250~300 ㎜
  ボード周辺部 150~200 ㎜

・ 仕上げ層が小さい場合は、GL ボンドをあまり付けると押さえきれなくなるので、適
宜加工する。

・ 石膏ボードを壁に押し付けるようにして、軽く手でたたき徐々に接着させながら墨線
に合わせていく。

・ 次に石膏ボードの表面を定木でたたきながら、上下左右のレベルを正確に出す。

・ GL ボンドの塗り付けと石膏ボードの張り付けは、一枚ずつ繰り返し行い、特にジョイ
ント部分のレベル、壁全体のレベルを確かめながら進める。

・ 養生期間は、現場の状態によって乾燥期間を取る。